『別に、麻斗は辞める必要ないんじゃねーの?俺と日向が麻斗のチーム入れば良くね?まぁチーム名は変えてもらうけどね、ダサすぎる』
俺が、今のチームを抜けて麻斗のところへ行くのが一番手っ取り早い。麻斗のチームの人間は中学の時仲が良かった奴がほとんどで…ほぼ顔見知りみたいなもんだし。
『俺が今のチームに入ったのは…強くなりたかったから。もう二度と友達を失うことがないように、力をつけたいと思ったから。その延長線上で…突発的に辞めていった前の総長の跡を継いだだけで、別に特別今のチームに思い入れがあるとかじゃない』
まぁ…九条さんにはめちゃくちゃ文句言われるだろうけどね。"やっぱあの時解散させておけば良かった"とか…素で言われるだろうな、、
「てかお前それ、勝手に辞めるとか言って辞められる話し?確か遊佐のチームって弥輝の友達の旺司くんが率いてたチームだよな?そんな簡単に抜けられる?あの人黙ってないんじゃ、」
『別に、あの人も勝手に辞めていったし文句言われる筋合いはない。元々解散させる予定だったみたいだし…知らね。他にやりたい奴がいるなら譲るだけ。それよりも俺は─…麻斗と日向と一緒に居る方がいい』
そうだ。九条さんだって急に辞めたし、別に文句を言われる覚えはない。あー…でも色々言われるだろーな…嫌だな…まぁ仕方ない。本来俺は、コイツらと一緒に居たくて…強くなろうと思ったのだから。覚悟決めて話つけに行こう。
「じゃあこれで解決ってことでいい?とりあえずお前ら…連絡したら返せよ!常識だろ?既読くらいつけろ!未読無視は良くない」
『え、別に良くない?用があるなら電話しろよ』
「いや、お前電話しても出ねぇだろーが」
『あー…その話また蒸し返すの?っていうかさ、なんで俺さっき日向に殴られたの?とりあえずやり返していい?』
「それな」
結局その後…公園でしばらく三人で殴り合う事態に陥ったが─…それが、楽しかった。
またあの頃みたいにコイツらとバカなことを出来るんだって思ったら…楽しくて、痛みなんて全然感じなかった。



