翌日─…
私と遊佐くんの関係は元に戻った。すれ違っても目を合わせることは無いし、お昼だって一緒に食べることもない。
それだけでなく、遊佐くんの周りの友達…チームメイトのみんなも私に絡んでくることが一切無くなった
その理由が何故なのか分からないほど私は馬鹿ではない。きっと遊佐くんがそうするように指示を出したのだと分かっている。
しかしそうなれば、遊佐くんに親しくしてもらっていた私が遂に"捨てられた"なんて噂が昼休みが終わる頃にはブワッと広まっていて。
私じゃない女の子が遊佐くんとお昼ご飯をたべていたなんて噂まで回ってきて胸が締め付けられる思いだった。それでも─…
【どんな噂も嘘だから惑わされるな】
っと言っていた遊佐くんの言葉を信じて、心を無にして過ごしていたのだが、、
昼休み明け、五時間目の授業中…窓際の席だった私は校門の前で自転車に乗って誰かを待っている"藍ちゃん"の姿を見つけた。
藍ちゃんというのは…遊佐くんの友達、麻斗くんの、、おそらく彼女である女の子。以前私を須藤さんから守ってくれた逞しい女の子。
どうして彼女がここに居るのだろう?っと思った矢先に、校舎から遊佐くんが気だるそうに門へ向かって歩いて行くのが見えた。
その瞬間…授業中にも関わらず私は教室を飛び出してしまっていた。理由なんてない、ただ藍ちゃんと遊佐くんが接触するのがなぜか嫌だった。その場に麻斗くんが居ないから余計に…
しかし私が校門へたどり着いた頃には既に遊佐くんの姿はなく─…藍ちゃん1人だけが自転車に跨ってこちらを見て立っていた



