絵莉さんは、私のために遊佐くんと距離をおけっと言い続けてくれたんだ。
理由は分からないけど…彼女はあの日向とかいう人に言われて、遊佐くんの彼女をしていたのだろう。
「……蓮水さん、いま何考えてる?」
遊佐くんに声を掛けられてハッと我に返って隣に居る遊佐くんを見上げた
『絵莉さん…私のために遊佐くんから離れろって言ってくれてたんだね。いい人だったのに…私心の中で彼女に嫉妬して…最低なこといっぱい思った』
こんなこと遊佐くんに言ってもどうしようも無いのに、、
「そんなこと、蓮水さんが負い目に感じるようなことじゃない。バカなことをしてるって自覚があるから予防線みたいなものを張って接触してきたんだろ。中途半端なことして、何がしたかったんだろうね…ほんと」
ヨシヨシ…って、髪を撫でてくれる遊佐くんの手が温かくて…泣いてしまいそうになった。
「ここに来る途中、麻斗の彼女が車に轢かれそうになってて。それ助けてたら来るのが遅くなった…ごめんな?変なやつに絡まれて怖かったよな」
………え?
『っぇえぇえ?!麻斗くんの彼女…って、藍ちゃん?!』
「……多分、そんな名前だったと思う」
『大丈夫だったの…?ケガとかっ、』
「うん……麻斗、来たから」
そっか…じゃあ麻斗くんと少し話せたのかな?



