そんなことがあったからと言って、決して私たちは恋人ではない。良くも悪くも相変わらず私は"蓮水さん"ポジを維持しているわけですが…
一方で遊佐くんはあれから彼女を作らなくなった。告白されれば誰とでも付き合う遊佐くんが絵莉さんと別れた後告白して来た女の子を振った時は…"遊佐 京志郎が初めて女の子を振った"、っと学校では騒ぎになっていたが、、
私は何度も振られていると言うことを声を大にして言いたい。
「蓮水さん、今日は塾?」
もはや定番になっていて、誰にも何も言われなくなった遊佐くんとのランチタイム
『うん、22時までだよ!』
「…そっか、迎えに行く。寄り道して抹茶ラテ飲んで帰ろう」
『えっ?!いいのっ?!行くいく!お母さんに遅くなるって連絡しておこうっと』
スマホを取り出して、塾の帰りに少しだけ寄り道して帰ることを伝える。
「……えー、俺って友達なんだ?」
"友達と寄り道して帰る"とメッセージトークに表示されているのを横から覗き見た様子の遊佐くん
『……え、だって…他になんて言えばいいの』
「"好きな人"って、言えば良くない?」
………まぁ、確かにそれはそうですけど。



