『私は…遊佐くんの彼女じゃない』
「あぁ…そーだね。でもそれ、今関係ある?」
『あるよっ!私は遊佐くんの彼女じゃないからっ!だから言わないっ…さっきのはちょっと口が滑っただけでっ、別に遊佐くんに助けて欲しいなんて思ってない!!』
「それは仁菜の都合でしょ?俺には俺の考えがあるから、却下。言いかけた以上最後まで言えよ。気分悪いだろ」
『──知らないっ!もう遊佐くんに振り回されたくないのっ!分かってよ!!私ばっかり好きで、私ばっかり傷ついてっ…しんどいっ、もう遊佐くんを好きでいるの…疲れた』
彼の腕の中から脱げそうともがいてみせるが、逃がさない…っというように、キツく力を強められる
───どうしてっ、、
「分かんねぇよ…"彼女"ってポジションがそんなに大事?それって人それぞれだって思わない?」
なにを、言ってるの?
「他のやつはどうか知らねぇけど、俺の中での"彼女"の立ち位置って友達より下。顔見知りとかクラスメイトみたいなモンと同レベル」
……はい?
っえ…ふざけてる?
「俺の中で"蓮水さん"ってカテゴリーはぶっちぎりの最優先事項なわけ。彼女なんて比じゃないくらいにね─…って、この意味が分かる?」
『………全然、分かんない』
「そっか、そーだった。蓮水さんって頭悪かったもんね…俺の伝え方が間違ってた」
遊佐くんは後ろから…そっと私の首元に顔を埋めると、、チュッ…と音を立てて首筋に唇を押し当て…少しだけ皮膚を吸い上げるようにしてから離れた



