『もう…教室戻るっ、』
遊佐くんとは今日でバイバイだ。絵莉さんと仲良くこれからもラブラブしていればいい。
目で見るのと人から聞くのとでは全然違う。私は遊佐くんを信じていたし…嘘をつくような人なんて思わなかった
麻斗くんとのことは気になるけど─…それはもう私には関係の無いことだ。もう知らない、これ以上惨めな思いをするのは…嫌なんだっ。
「へぇ…そう、勝手にすれば?」
遊佐くんにとって私の存在なんて、やっぱりその程度のものだったんだ。
彼に背を向けて、屋上を後にしようと足を進めた時、、
「一つだけ、言わせてもらうけど。俺は嘘をついた覚えはない─…仁菜とシてから他の女と、キスをした記憶もない」
………なんて?
思わず足を止めて振り返ろうとしたが、背後から抱き締められて…それは叶わなかった。
「言い訳、させてよ。仁菜が見たのって…保健室だろ?俺寝ててさ…目が覚めたらあの女が横で立ってて─…」
あの女…って、絵莉さんのことだよね?
「ウザいからどっか行けって言ったら、顔面近づけてきたから─…ギリギリのところまで近づいて来るの待って、、期待させたところで、思い切り突き飛ばした」
───ほんとに?
っえ、いやそれが本当なら本当で…なかなか酷いことしてますね?



