『遊佐くん…あのっ…麻斗くんと会った?なんかさっき道でたまたまっ、』
「ちょっと、黙ってくれる?」
立ち止まった遊佐くんが、いつもと違って冷たい口調で話すから、、黙り込んでしまう。
───なんか、怒ってるの?
屋上について、いつものように座るのかと思いきや、、
「……全員、今すぐどっか消えて」
ドアを開けるなり低い声でそんな物騒なことを言い出した遊佐くん。たむろしていた不良たちは素直に従い…頭を下げてみんな出ていってしまった
どうしたものか…遊佐くんの機嫌があまりよろしくないみたいだ。
『あの…遊佐くんっ、』
「何で、泣いてた?」
─…え?なんで、知ってるの?
「何で泣きながら歩いてたの?靴も履き替えないで─…なに、してんの?」
それはっ…遊佐くんが、、
「何で…俺より先に麻斗に見つかってんの」
あれはたまたま…本当に偶然、会っただけで、
「何で…俺の目を見てくれないの?」
だって、遊佐くんがっ─…



