背を向けて去っていった麻斗くんの背中を見届けて…この後どうしようかと考える。
カバンも何も持たずに学校を出るなんてどうかしてた。戻らないと、、
って頭では分かっているのに、足が進まない。
『遊佐くんの、嘘つきっ』
遊佐くん…って名前を呟いただけで泣ける。やっぱり悲しい。遊佐くんは絵莉さんに対して何か特別な感情でもあるのかな?
今までの彼女と違って…惹かれるものでもあったのかな?…じゃあ私は?私って結局、遊佐くんにとってどういう立ち位置にある人間なんだろう
──…戻ろうっ
遊佐くんの考えていることなんて、私がいくら考えたって結局分からない。
来た道を大人しく戻ることに決めて…学校までの道のりを歩いていると、、
あと少しで学校に着くという所で、キョロキョロと周囲を確認して立っている生徒を1人発見して思わず足を止める
───遊佐くん?



