ウザくアザとい麻斗くん【完】



『……大丈夫だよ、今の私があの時と同じことをしようとしたら…バカなことするなって手を掴んでくれる友達がいるから』




それに、頼りないお父さんも居るしね。っと、隣にいる父の服をギュッと握れば、優しく笑いかけてくれるお父さん




お母さんも一緒ならもっと最高だけど、それは2人の問題だから私が口を出すつもりはない。




「はい、じゃあレントゲン撮りに行くよー」



結果、再び数週間シャーレという…ギプスを縦半分に切ったようなもので固定するように言われた



安静にするなら帰宅していいと言われたが、心配性な父親に他の検査の予約を取られてしまい今日と明日の二日間入院することになった




付き添って一緒に自分も泊まると言い出したので全力で断って帰ってもらった。個室を手配してもらったおかげで人目を気にすることなくベッドで休むことが出来たし…今日は色々あったから、よく眠れそうだな。





なんて思いながら、いつもより早い時間にご飯を食べて20時には部屋の電気を消して目を閉じた。ここに来てスマホは一切見ていない。それは病院ということもあるけど─…




単純に、篠宮に連絡をしてしまいそうになるから。それを避けたくて…スマホを見ないようにしていた。