公園を出て近くのコンビニに入り、スマホで藍ちゃんに電話をかける。
藍ちゃんのスマホ…藍ちゃんがバカなことをしようとした後、路上に俺が投げた…ように見せかけて本当は手で持っていた。
あの後うちでオムライスを食べた藍ちゃんに、実はスマホをちゃんと返していた。まぁ少し細工させてもらったけど?
『なんで、出ねぇんだよ』
こんなふうに、連絡がつかなかった時のために俺は藍ちゃんのスマホに"位置情報アプリ"を忍ばせておいたのだ。ほら恋人とか友達が今どこにいるか分かるよ…的なアプリ。
だって藍ちゃん、俺に黙って居なくなろうとか考えちゃうような悪い子だから。二度とそんなことはさせないって、俺なりの…束縛?
早速…役に立って嬉しいよ、さーてと。藍ちゃんはいま何処にいるのかな?俺から逃げられるとでも思った?
ずっと背負っていた重すぎた責任から解放され、ずっと笑い合いたいと思っていた友達と再び元の関係を取り戻すことが出来た今の俺は、
無敵なんだよ、分かる?藍ちゃん?
待たせてごめんね、今度は俺が藍ちゃんにいっぱい…伝えてあげるから。だから待っててよ。
──いますぐ、会いに行くから。



