「別に、麻斗は辞める必要ないんじゃねーの?俺と日向が麻斗のチーム入れば良くね?まぁチーム名は変えてもらうけどね、ダサすぎる」
意外にも…遊佐がそんな提案をしてきたので驚いて言葉を失う
「俺が今のチームに入ったのは…強くなりたかったから。もう二度と友達を失うことがないように、力をつけたいと思ったから。その延長線上で…突発的に辞めていった前の総長の跡を継いだだけで、別に特別今のチームに思い入れがあるとかじゃない」
っは…なに?そんな理由?!!
『てかお前それ、勝手に辞めるとか言って辞められる話し?確か遊佐のチームって弥輝の友達の旺司くんが率いてたチームだよな?そんな簡単に抜けられる?あの人黙ってないんじゃ、』
「別に、あの人も勝手に辞めていったし文句言われる筋合いはない。元々解散させる予定だったみたいだし…知らね。他にやりたい奴がいるなら譲るだけ。それよりも俺は─…麻斗と日向と一緒に居る方がいい」
なんだコイツ…急にデレるじゃん。なに、ツンデレ?あー…あれだ、クーデレ!!クールなやつがたまに見せてくるデレ!!
「じゃあこれで解決ってことでいい?とりあえずお前ら…連絡したら返せよ!常識だろ?既読くらいつけろ!未読無視は良くない」
「え、別に良くない?用があるなら電話しろよ」
『いや、お前電話しても出ねぇだろーが』
「あー…その話また蒸し返すの?っていうかさ、なんで俺さっき日向に殴られたの?とりあえずやり返していい?」
『それな』
結局…公園でしばらく三人で殴り合う事態に陥ったが─…それはそれで心地よかった。
今まで話せなかった分、知らなかったお互いの事情を知って…本気でぶつかって。まぁ普通に痛いし、なんなら俺は志帆の父親にも殴られた後だし?結構キツかったけどそれでも─…楽しかった。



