「麻斗のせいでも、遊佐のせいでもない。悪いのは…馬鹿なことをして捕まった連中だろ?麻斗が余計な責任を負う必要も、遊佐が変な罪悪感を抱く必要も…ないんだよ。」
確かにそうだ。暴力をふるったあの連中が一番に悪い。そんなことは分かってる、分かってるけど─…
「勇牙がそんなこと、望んでると思う?自分のせいで麻斗と遊佐が疎遠になったなんて…勇牙が知ったら絶対に怒ると思うよ、俺は」
そんなこと言ったって、今更どうしようも…
「話してくれてありがとう。これで俺も前に進める…お前らがずっと話してくれなかったから苦しかった。やっと勇牙とちゃんと向き合えるよ…いや俺ね?結局一度も行ったことないんだよね、怖くて。勇牙が居なくなってから…未だにアイツに会いにいけてないんだ」
俺と遊佐は二人して目を合わせた。日向がそれほどまでに苦しんでいたことを…知らなかった
「一緒に来てよ、それくらいいーだろ?ちゃんと勇牙に報告しにいこう…仲直りしたって」
確かに…そりゃそうだよな。俺も葬儀の時以来勇牙に会いに行けていない…おそらくそれは遊佐も同じ。
「そこからやり直さない?俺らまだ高校生だし?せっかく勇牙が作ってくれたロゴもある訳だし…お前らには悪いけど今のチームは捨ててもらう!」
「『……は?』」
「作ろう、約束通り─…俺たちだけのチーム」
あー…それはそれで面倒だな。いやだって今のチーム作るの結構大変だったし?!自分から声掛けて募った仲間なのに総長の俺が"抜けます"ってなんか物凄くダサいような─…



