ない………
ないよ………
どこで落としたんだろ………
校舎内はもう既に暗い
スマホのライトを頼りに探してるけど…………全然見当たらない
あれだけは………何としてでも見つけないと…………
何よりも大切な物だから…………
「…………お前、バカ?」
「っ………なんか用?」
私の後ろにはアイツが立っていた
「さっき倒れたのに何してるんだよ
さっさと帰れ
親御さんも心配するから」
「……別に心配なんかしてないわよ
用がないならほっといて」
「………これ探してんの?」
そう言うアイツの手には………私が探していたお守り
「何でアンタが………」
「職員室に落とし物で届いてた
無闇に探す前に確認しろよ」
「…………返して」
「俺の質問に答えたら返してやる」
「…………アンタって本当に最低ね」
「何とでも言え
まず一つ目、何故お前はそんな性格になった」
「生まれた時からずっと性格悪いんで」
「………それはない
小さい頃のお前は………とても優しい目をしていて、明るい笑顔だった
今のお前とはかけ離れている」
「小さい頃の私なんて知らないでしょ
知ったようなこと言わないでくれる?」

