「ただいま」

私とお兄ちゃんが家に帰り、そう言えば

「菜美!!大丈夫か!?」

…と、今度はお父さんの大声が
家中に響き渡る。

何度も大声聞かされて
私の耳がおかしくなりそう…。

「…うん、ごめんなさい。
学校で本読んでたら時間忘れちゃってて…」

私がそう言って謝れば

「…そういう所、
ホントに瑞樹にそっくりだよな」

お父さんもそう言っており…

「…それ、電話でお母さんにも言われた」

私が微笑めば

「まぁ、これからは気を付けなさい。
学校が近所なら良いけど、
菜美の通う学校は遠いんだからな。
何かあってもすぐ迎えに行ってやれない」

お父さんに真剣な表情で言われ
「うん、分かった」
と私が言えばお父さんも頭を撫でてくれた。