「あ、お父さん…今日は早いんだね」

「菜美も今帰りだったのか。
今日は仕事が早く済んだから…って
何で綾瀬がここに…」

お父さんは私と笑顔で話していたが
美桜さんを見た瞬間緩やかな表情が一変し
かなり表情を歪めた。

「雫くーん?やっほぉ?」

「…瑞樹、何で綾瀬が、」

お父さんは玄関を早々と上がると
美桜さんの挨拶を無視し
お母さんにそう聞いていた。

「今日は美桜ちゃん、
礼菜の出産祝いを持ってきてくれたの。
最近ずっと忙しくて
遊びにも来れなかったからって…」

お母さんがそう答えれば
お父さんはじとっと美桜さんを睨み付けた。

「…綾瀬、礼菜には変な事教えるなよ。
お前香菜の時、頼んでもないのに
めちゃくちゃ構ってきたあげく
変な知識教えたせいで香菜は純粋さが
なくなって幼い時からエロすぎる事ばっか言い始めたんだからな…。
礼菜にまでそんな事したら承知しないからな」

「やだぁ。雫君こわーい。
別に美桜だけのせいじゃないでしょぉ?
雫君のエロすぎる遺伝子がそうさせたんだから美桜のせいにしないでくれるぅ?」

「でも菜美の時はお前があんまり関わらなかったおかげで菜美は純粋で可愛く育ったんだよ。礼菜にも関わるな」

「えーっ!?菜美ちゃんの時は美桜、
初めての妊娠と子育てで丁度大変だったから
関われなくて泣く泣く諦めたんだよぉ?
今美桜仕事も落ち着いてるし
礼菜ちゃんには関ってあげられるしぃ?」

「絶対やめろ。礼菜には菜美のように
純粋に育って貰いたいんだよ。
お前は今後ウチの敷居を跨ぐな」

「別に良くなぁい?ねー?瑞樹ちゃん」

「そうね。美桜ちゃんは
私と雫が初めての子育てで大変だった時
永と香菜をずっとあやしてくれて
支えて助けてくれたし…。
今でも私達の子供皆可愛いがってくれるし。
私にとってずっと1番の可愛い大切なお友達だからいつでも来ていいからね?」

「ほら~?瑞樹ちゃんがこう言ってるんだからちゃんと言う事聞いてねぇ?雫君のバーカ。
そんな感謝の欠片もない態度じゃ
愛しの瑞樹ちゃんに愛想尽かされるよぉ?」

「くっ…永と香菜があんな性的な事を
早く覚えたのは間違いなく
綾瀬のせいなのに…!!」