…でもミヤ君は何だか私の名前呼ぶの
躊躇ってるし、無理はさせたくない。

「花音、私はミヤ君に下の名前で呼ばれなくても大丈夫だよ。ミヤ君が嫌なら
私も呼ぶの辞めるし…」

私がそう言えば
花音が私に何か言おうと口を開くより前に

「いや!!そんな事ないから!!
そのまま俺の名前呼んでよ!!」

とミヤ君が焦って大声で私に言い出し
教室内がその声でしんっ…と静まり返り
皆がチラチラとこちらを見ていた。

「…ミヤ、声大きいよ。
私も菜美も恥ずかしいんだけど」

花音がそう言えば「…ごめん」と
ミヤ君も恥ずかしそうに静かに謝った。

「そんなに言うんだったら
いい加減ミヤも菜美の名前呼んだら?
時間経てば呼ぶのもっと恥ずかしくなるよ」

花音が呆れたようにそう言えば
ミヤ君は意を決したように私の目を見た。