…何でそれを知ってるの!?

まさかお母さんが…。

いや、お母さんがそんな事を言うはずもないし
じゃあ誰がどうして知ったのか…。

そう思っていれば

「凛から聞いたんだよ!!
菜美、この前も仲良さそうに同じ高校の男と
手繋いで公園から出てきたらしいじゃねぇか!!なぁ、凛、そうだろ!?」

お兄ちゃんが急に後ろを向き
私もそっちに視線を向ければ

そこにはリビングの扉の隙間から
半分だけ顔を出してこちらを見つめている
凛がいて…。

いや、"家政婦は見た!"じゃないんだから…
と思わず心の中でツッこんでしまったが

今はそれどころではない。

「な、何で凛が…それを、」

私がそう言えば凛は静かに扉を開けると

「…姉ちゃんの学校、見学したくて
この前見に行ったんだよ。
姉ちゃんに迷惑掛かると思ったから
会っても声を掛けるつもりはなかったけど…
帰る時、たまたま見掛けて…
しかも爽やかそうなイケメンと手繋いでたからびっくりした」

凛まで私の傍に近付いてきた。