「…えっ、ミヤ君、部活は、」

私がそう言えば

「…今は休憩中だから大丈夫だよ」

ミヤ君は優しく答えてくれるが
私の掴む手の力はどこか強かった。

連れて来られた場所は校舎裏で…
辺りは静かで誰もいない。

「…菜美ちゃん、俺に用事があったの?」

ミヤ君は木々で少し木陰になっている場所に
移動するとそこで私の手を離し
目を見合わせてきた。

「あ…えっと、」

…どうしよう。

部活中だったのに
"気持ちを伝えるだけで来ました"とか言ったら
いくら優しいミヤ君でも困るかもしれない。