月の雫 ~愛してくれる貴方へ~


「柚月、何してんだ!?」

すると急にそんな声が浴室の扉から聞こえ
顔を向ければ

「あ…啓君」

そこには辻川さんが
焦ったような表情をしており…


「掃除とか屈んだりする作業はしなくて良いって言っただろ!?風呂場で滑って転んだらどうすんだよ!!」


柚月さんの手を掴むと、
心配するあまり珍しく声を荒げていた。


「…でも仕事だから。
それに月様だってここに…」


柚月さんが苦笑いして言うと
辻川さんは掃除をする為に動きやすい格好をしていた私の方をゆっくりと見て


「月様!?何をされてるんですか!?
体調を崩されたら大変なので今すぐお部屋に
お戻り下さい!!」


とても青ざめた顔をしていた。