月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

"貴女は出来損ないだから
人目に触れないようにしなさい"

お母様にもそう言われ
私の部屋は屋敷の中で一番奥の部屋にされた。

…櫻木組は代々長子が継いできたのに
自分達の代で、そのしきたりを破ってしまう事に嫌悪感があり、

身体的な暴力こそはふるってこなかったが

私の部屋に来る度に
"出来損ない""櫻木家の恥"

…そんな言葉の暴力をふるってくるように
なっていた。


そしてそれを近くで見ていた弟達も
"お前が死ねば皆幸せになれるのに"
両親を真似するかのように
私を嘲笑うようになっていった。