僕は森を歩いていた。うっそうと茂る木々の中を遊歩道を歩いていた。夕方、人の気配はない。
 天気はよくはれていて、蒸し暑かった。
 と、前に髪の長い白いワンピース姿の女性の姿があった。僕はそーっとついていった。女性はどんどん歩いて行った。
 どんどん人気はなくなっていく。
 そうして、女性はぽつんとたっている家へと入って行った。
 僕はそーっと家へと近づいた。
 それは森の中に立っているメルヘンチックな家だった。まるでヘンゼルとグレーテルだ。
 メルヘンチックなドアがあった。そこに鍵穴がった。今時鍵穴がある家なんて珍しいと思った。僕は好奇心にかられた。
 僕はそーっと鍵穴をのぞいた。
 びっくりした。それは全部真っ赤な部屋なのだ。僕は鍵穴から目を放した。
 僕はもう一度鍵穴をのぞいた。すると、普通の玄関だった。え。さっき真っ赤だったはず・・・・・・・。
 瞬間、意味が分かって僕はぞっとした。