追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

正面から響さんに抱き締められる中
繰り広げられる響さんと啓さんの会話。

2人の表情は見えないけど

響さんはどこか不機嫌そうに
啓さんはそんな響さんを
どこか面白そうな様子でからかいながら
話をしている。


「…花は啓の事は好きにならない」

「そうですかね?
でも私に名前呼ばれたら
凄く照れていましたよ?ね、柚月さん?」


再び名前で呼ばれ響さんの腕の中で
ピクッと身体を反応させれば

「…啓、次言ったら許さないからな」

響さんは低く怖い声でそう言うと
私の手を引き傍にあった階段を登った。