追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「あ…すみません、
私…佐原柚月と言います。
今日からここで働かせて頂く事になって…」

私が咄嗟に頭を下げて自己紹介すれば

「あぁ…やっぱり貴女でしたか」

と、啓さんは
どこか柔らかそうな表情をしていて

「若、良かったですね。
ようやく想い人が見つかって。
お付き合い出来たんですね?」

私と響さんを見てにっこりと微笑んだ。