追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「…そんな事まで調べたんですか?」

「知りたくなかったけど一応ね。
でも花はこれからはもう俺だけのものだよ?
だから他の男にはあんまり見せたくない。
花の可愛さを知られたら
絶対に本気になる連中もいるだろうし…」

響さんはそう口にしながら
1つの棟の入り口に辿り着き玄関を開くと
私の手を引いて中に入って行った。