追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「響さんが私に与えて下さる愛情は
ずっと分かってますから…。
それじゃあ...また」

私が頭を下げてそう言って
1人、家まで歩き
途中でチラッと振り返れば

まだそこには公園の前で
私を見る響さんの姿があって

少し照れながら頭を下げれば
響さんは優しく手を振り返してくれた。