追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「花、大丈夫?」

すると響さんが戻ってきて私の顔色を見た。

「…まだ顔色が良くないね。
しばらく寝といた方が良いよ」

そう言って飲み物を差し出してくれた響さん。

「ありがとうございます。
すみません…心配掛けて」

私が謝れば

「…花は悪くないよ。
今日もしかして…ずっと体調悪かったとか?」

響さんは心配そうに聞いてきた。

「いえ、そんな事…。
本当にたまたまですから。
気にしないで下さい…」

私が笑顔で言えば

「無理して笑わなくて良いから。
今はゆっくり休んで」

響さんは私の手を握ると
ずっと心配そうに見つめてくる。

…そんなおおごとじゃないのに、
響さんって本当に心配性…。

そう思いながらも
握られている手に安心していれば
少し眠ってしまった。