追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「啓さんとの時間も大切にして欲しいし
俺は1人でも大丈夫だから。
ご飯もありもので適当に作るし」

「…でも、」 

姉ちゃんは心配そうに俺を見ていたが

「…今日は1人で考えたい事もあるし。
姉ちゃん、啓さんとゆっくりしてきなよ」 

俺が笑いながら言えば啓さんとふと目が合い、

啓さんは俺を優しく見ると
ゆっくりと頷いてくれた。


…啓さんは
本当に大人の男の人という感じがする。

姉ちゃんをずっとからかっていた
あの頃の啓さんとは思えない。