追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

今度は荒々しくない
啄むような優しいくすぐったいキスをされる。

「…くすぐったいですよ、」

私が身をよじれば
再び響さんは動きを止め

「…花、さっきからあんまり煽らないでよ。
本当に、抱きたくなるから…」

響さんは甘い表情をしながら
私を力強く抱き締めて
理性と闘っているようだっだ。

「…抱いてもいいですよ?
私、その…男性に触れられるの初めてでは
ないですし、」

私がそう言えば

「だからそういう事言わないで。
花の身体を見た奴への嫉妬でおかしくなるし…
花がちゃんと俺の事を思い出して
好きになって貰ってから抱きたいから…」

響さんはそんな事を言いながらも
…また下半身の響さんのモノが当たっている。

しかも今は股がっているため
少しでも動けば
私の敏感な所にそれが当たって恥ずかしい。