追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

慌てて口元を押さえて啓君を見れば

「え?誰かいるのかって?」

啓君は意地悪そうに笑いながら
腰を撫でてきた手を今度は太ももを厭らしく
撫でてきて…

私が必死に声を押さえながら
啓君に目でやめてほしいと訴えれば

「…そうですね。
今目の前に愛しい人がいますよ」

敏感な突起を指でなぞってきて
私は思わず「あっ、!」と
声を大きく漏らしてしまった。