追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「…啓君は悪くないよ。
響さんと私を想ってしてくれた
行動なんだから…」

「…うん。でも2人を振り回して
やっぱ悪いと思うよ」

「…それならこれからもっと素直になれば
いいよ。響さんだって啓君がいつ素直に
なってくれるか試してあえて仕事量を増やしてるんじゃないかな?
もっと我が儘になっていいのに」

私がクスクス笑えば

「…そうだな。
じゃあもっと素直に仕事が多すぎだって
言ってみるか」

啓君も笑っており
穏やかな時間を過ごしていれば

突然啓君の携帯の着信が鳴り響いた。