追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「…柚月、今若の事を思い出さないでよ。
若とホテルで寝てた事は知ってるけど…
今柚月は俺の女なんだから
そんな事言われたら普通に妬く」

「…え、あ、ごめんね。
そうだよね。無神経だった」

私が謝れば啓君も少し複雑そうにしており…

「…あ、いや、俺が最初から素直に
柚月と会っとけばこんな嫉妬しなくて
済んだ訳だし。
…俺の方こそごめん」

啓君も謝ってきた。