追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「ごめん、啓君。起こしちゃった…?」

…啓君は眠りが浅いのかな。
申し訳ないと思いながら謝れば

「いや、良いよ。
まだ18時だし…もう少し柚月とこうしてたい」

啓君はそう言って
今度は私を正面から抱き締めた。

「…啓君、恥ずかしいよ」

私はさっきまでの情事を思い出し
少し離れようとまた動けば

「柚月、離れないで」

啓君は寂しそうな声を出しながら
更に抱き締める力を込めてきた。