追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

…あ、あとでって、

私は啓君に裸を見られる事を想像すれば
身体中が凄く赤くなったように感じた。

私がうつ向いて立ち尽くしていると
啓君はいつの間にか身体も洗い終えたのか
湯船に浸かっていた。

「柚月、風邪引くから早くおいで」

…おいでって。
啓君、そんな甘い事言う性格だったっけ…。

何かまるで響さんみたいだけど
そんな事言ったら絶対に嫌だよね…。

「わ、私も身体洗うから、」

ぎこちない動きで
とりあえずシャワーで頭を洗い、
泡を流し終え、ふと啓君を見れば
私のをじーっと見ており…

「ど、どうしたの…」

普通に見つめられるのでさえ照れるのに…

こんな格好で
啓君にずっと見られてるのが恥ずかしくて
口を震わせながら聞けば

「…いや、いつも髪くくってるから、
下ろしてるのめちゃくちゃ可愛いなって…」 

啓君にそんな甘い事を言われ
心臓はかなり早くなる。

…啓君は私の心臓を破壊させたいのだろうか。








「…分かってるよ。後で見せて貰うから」

と、照れたように言われた。