追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「…そうだな。俺も仕事終わりだし…」

啓君はそう言って私の身体を起こすと
脱衣所に連れて行った。

「風呂入るか」

すると啓君は洋服を脱ぎ出そうとし
私はぎょっとした。

「えっ!?あの…べ、別々に入らないの?」

私は身体を硬直させていれば

「…一緒に入った方が早いだろ。
風呂場で変な事はしないから」

そう言って洋服を脱ぎ出した啓君。

…啓君って照れ屋だけど時々大胆だ。
そう思いながら私は啓君の身体を見ないよう
背中を向けていれば

「…柚月、先に入るから後で来て」

啓君は少し笑いながらそう言って
先に入って行った。