追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「…ん、」

啓君は少し濃厚なキスをした。

噛みつくような…大人のキス。

「啓く、」 

私は息が苦しくなり、
啓君の背中に回す手にぎゅっと力を込めれば

「柚月、」

息が乱れる私を色っぽい表情で見る啓君。

啓君は私をベッドに押し倒すと
服の上から遠慮がちに身体を触ってきた為

「あ…あの、啓君、」

私は恥ずかしくなり啓君の名前を呼んだ。

「柚月、怖い?」

啓君は私が犯された事を思い
手を止めて優しく聞いてくれたのだと思う。

「…ううん、
啓君に触れられるのは怖くないよ」

「そっか…良かった。
じゃあ…ゆっくり触るから」

そう言って啓君はまた
私の身体に触れようとした為

「いや…あの、私…仕事終わりで汗かいてるから、せめてシャワー浴びたい…」

私が恥ずかしくなりながらもそう言えば
啓君は手を止めた。