追憶の愛情~想い出せない貴方へ~



「…お父さんはいつ亡くなったの?」

「俺が中学に上がってすぐだったかな。
柏木組と敵対する組の抗争の途中で撃たれて
亡くなったよ」

啓君がそう言った視線の先には
小さめの仏壇が置いてあり…

「…お線香あげてもいい?」

私は切なくなりながら聞けば

「…うん」

啓君も短く頷いた。