追憶の愛情~想い出せない貴方へ~



「啓君、本当に無理してなかった?
本当は…ちゃんと自分で
仕事したかったんじゃない?」

啓君のお家に着くまでの車の中の道のりで
私が心配になり聞けば

「無理なんかしてないよ。
…仕事も別に。涼は信用できるから
任せても安心だしね」

そう言われ安心していれば

「…柚月こそ、本当は寂しかったの?」

啓君に少し照れながら聞かれた。

「…うん、でも言ったら困るだろうし、
顔は合わせられてるから満足はしてたけど
…もっと啓君と会いたいとは思ってたよ」

私も恥ずかしくなりボソボソ言えば

「…そ、そう」

と、啓君は動揺しながら答えており…。

…運転中に動揺させたら良くないなと
思い私はとりあえずそのまま黙り…

お互いにそのまま黙りながら
啓君のお家に着いた。