追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

そう思い啓君の顔を見れば、ふと、目が合い…

私は啓君の顔を見て
思わず気持ちが溢れてしまい…

繋ぐ手に力を込めると


「私…できれば啓君と一緒にいたい。
…最近会えなくて、寂しかったから、」


緊張で声が少し震えてしまったけど
何とかそう言えば


「…柚月、えっと…俺も…その、」

と、啓君も戸惑いながら
何か言おうとしていたけど

啓君はまた涼さんの方を見ると
私をぐっと引き寄せ抱き締めた。

「…涼、お前ニヤニヤして見るなよ」

「いやー、あの冷静な啓さんが顔赤くして照れてるとかレアすぎて…しかも柚月さん素直で
健気でめちゃくちゃ可愛いですね」

「…柚月の事まで見るな」

「啓さん嫉妬ですか?溺愛ヤバいですね~」

「…」


啓君は黙って私を抱き締めながら
ゆっくりと口を開いた。