追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「は…?いや、でもそろそろ
若が帰ってくるだろ…」

啓君がそう言えば

「さっき若から連絡がありましたよ。
今日は予定が押して夜遅くなるらしいです。
だから今日がチャンスですよ、啓さん」

涼さんはニヤニヤしていた。

「でも…」

…啓君は真面目だから
涼さんに仕事を押し付けてまで
私と過ごす事は葛藤があるだろうし。

何より響さんに悪いと思っていそう…。


私がそう思っていると

「柚月さんは、どうです?」

と急に涼さんに話しをふられ

「啓さんとたまには過ごしたくないですか?
柚月さんももっと我が儘に気持ち伝えても
良いと思いますよ?」

…そんな事を言われてしまい
私まで迷ってしまう。

確かに…啓君とは過ごしたいけど
本当に良いのかな。