追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「啓君…私もう帰らないと。
また海斗が心配するし、」

私がベッドから起き上がろうとするが

「ダメだよ。今日は本当に疲れたでしょ?
柚月は家に帰ればまた海斗君の為に
無理して笑うだろうし
…今日は色々ありすぎて本当に心配だから
俺が柚月の傍にいたいんだよ」

啓君は起き上がろうとした私の肩を
優しく持つとまたベッドに寝かせた。

「でも、このまま海斗に何も言わずに
家に帰らないなんて…」

私が不安になっていれば

「柚月、海斗君の携帯番号教えて。
俺からちゃんと説明して今日は泊まれるようにするから」

啓君はそんな事を言った。