追憶の愛情~想い出せない貴方へ~



啓君の部屋…というのは
響さんの住む棟の、1階の奥の方だった。

啓君が部屋を開けば
そこは6畳程の空間に机とパソコン…
そしてベッドが置いてあるだけの
シンプルな空間だった。

「…啓君は、
いつもこの部屋で寝泊まりしてるの?」

「…本当は実家から通うつもりだったけど
ここからは少し遠いし、仕事も色々忙しいからな。元々は物置だったんだけど若が部屋を用意してくれて…今はほとんどはここで寝泊まりしてるよ」

啓君はそう言うと私をベッドに寝かした。