追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「け、啓さん!!」

俺は咄嗟に追い掛けようとしたが

「涼、いい。放っておけ」

若の圧のある声に俺は足を止めた。

「でも…宮下も中々力が強いですし
卑劣な行為をする奴です。
いくら啓さんでも、おひとりじゃ…」

「…啓は俺にずっと嘘を吐いていた。
ゆづをただの幼馴染みだと言っていたのに
今更実は愛していたと言って
…俺を裏切ったんだ。
何されようが当然の報いだな」

そう言って若もまた
俺を横切り外に出ようとした為


「どちらに行かれるんですか!?」

俺が咄嗟に声を掛ければ
若は俺の方に振り返ると