追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「…でもこのザマはなんだ。
啓、お前は結局ゆづを守れていない。
ゆづをまた…危険に晒したんだぞ」

「…」

「…お前の守りたいモノは何だ。
ゆづじゃなかったのか?
ゆづよりも…柏木組の事がそんなに大事か」

「…」

「俺はゆづの事が何より大切だ。
ゆづが傍にいてくれれば…
若頭なんて座はいらない。
啓、お前にとってゆづはその程度の存在か」

「…」

「…もういい。
涼、今すぐ宮下の足取りを追うよう
組員に伝えろ。ゆづの命が最優先だ。
…ヤツを殺しても構わない」

「…し、しかし、」

「早くしろ!!」

若に大声で言われ
俺が慌てて無線を取り出し
組員に伝えようとすれば