追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

「響さん、本当にやめてっ、」

私は必死に抵抗するが
響さんは無理やり私のシャツのボタンを外すと
肩辺りまでシャツをずらした。

…啓君に私は背を向けているため
下着は見えてはいないけど
肩は丸見えな状態だろう。

…響さん、こんな無理やりな事、
今までした事なんか無かったのにどうして、

私がそう思っていれば

「可愛い下着だね?ピンクが好きなの?」

そんな事を言われ思わず顔が熱くなる。

「肌も真っ赤だね?照れてるの?
…小柄なのに思ったより
胸も大きくて色っぽいね?
ゆづは着痩せするタイプなんだ?」

啓君の前でそんな恥ずかしい事を言われ
響さんに初めて胸の部分にキスをされれば
ゾクッとした感覚がした。

それは感じてしまうけど
怖いとも思う感覚…。

…私はまだ嫌な記憶が
完全に抜けた訳ではない。

響さんに触れられると
…あの時の事を思い出して
怖いとも思ってしまう。