追憶の愛情~想い出せない貴方へ~




私はベッドから降りた啓君の前に
慌てて出ると歩みを制止した。


「柚月、」


啓君が何かを言い掛けたが
私はそれを塞ぐように


啓君の首に手を回して
抱き着くように唇にキスをした。