追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

お父さんが亡くなってから
何となく…お母さんとお父さんと過ごした
土地に戻りたいと思った。

まだ幸せだった…幼少時代。

お母さんがお酒やお金に手を出す前の
幸せな家庭生活だけが私の頭を過った。

お父さんとお母さん、
そして海斗と4人で過ごした幸せな生活を思えば

頑張って生きていけると思った。


今思えば
海斗はどこか嫌がっていたように見えたけど

私の思いを汲んでしぶしぶ着いてきてくれた。


海斗はずっと…あの時の事を覚えていたんだ。
だからここに帰って来るのを
嫌がっていたんだろう。

私は何も記憶がないまま
わざわざ辛い思い出が残る

…前の家の近くのアパートを借りて
住んでいたのだから。