追憶の愛情~想い出せない貴方へ~

私が少し怯えた表情をしていると
響さんは少しハッとした様子になり

「…花が俺を想ってくれてるのは分かるけど
俺は花にそんな事をさせたい訳じゃないよ。
花だって本当はそんな事したくないでしょ?」

再び優しい顔つきに戻ると
優しく頭を撫でてきた。

「…でも、響さん辛そうですし、」

響さんが優しい表情に戻り
少しホッとしながらもそう言えば

「俺は花の乱れる厭らしくて
可愛い顔を見たいんだよ?
花にされるより自分の手で抱きたいし
初めてはやっぱり花の中にちゃんと入って
気持ち良くなりたいし…
その方がずっと興奮するから。
…楽しみは後にとっとくよ?
でも、ちゃんと抱けるようになったら
その時は加減してあげないから覚悟してね?」

そう言われ耳たぶを甘噛みされながら

「俺、体力あるから1度の行為で
何度も激しく花の中に入って欲出すからね?
それまでにここで働きながら
ちゃんと体力も付けておくんだよ?
花にすぐイカれて眠られたりでもしたら
何度も出来ないでしょ?」

そんな厭らしい発言をされ
響さんに激しく抱かれる事を想像すれば
もう脳内はパニックで…

「…恥ずかしいので
そんな事言わないで下さい、」

と、思わず響さんの胸を押して
離れようとしてしまう。