一人自問自答と繰り返していると
旭兔が何か思い出したかのように話し出す
「…そう言えば、お嬢さん」
「なんですか?」
ニヤリと笑う旭兔は
何かを企んでる顔をしている。
最高に嫌な予感しかしない。
医師ももう女を連れて部屋を出れると
思っていたのだろう。
話し始めてしまった旭兔を軽く睨む。
どうやら旭兔が医師を苦手に思っているのと同時
にDOLLという事を差し引いても
医師も旭兔の性格を嫌っているようだ。
「我々、DOLLのどこまでを知っていますか?」
一気に医師の男の顔が強張る。
女はキョトンとしてから少し黙って考えてから
答えようとすると旭兔を睨みつけていた医師が
顔を真っ赤にして声を荒げる。
「沙野ちゃんに変な事聞かないで下さい!!
貴方、DOLLの【管理者】でしょう?!」
その管理者という言葉を聞いて旭兔がまた笑った
「おやおや、そこの医師のお兄さんは
良くご存じで!使ったことがおありかな?」
「ーなっ!!!!」
医師はまた顔を真っ赤にして驚いている。
いつもは余裕の彼が動揺しているのは
権利の高い職についてるのに無礼な口の聞き方
をされたのは初めてだからだろう。
今DOLLを使う理由なんて
国が使うなら兵士や囮スパイだけど
一般的には制欲処理か愛玩ペット…
使った事があるのか?
なんて失礼すぎる質問をしているのにも
関わらず旭兔はニヤニヤと医師を追い詰める。
