「いやいや、こんなに良くしてもらって
悪いですねぇ。…沙野嬢??」
すると薬を貰っていた旭兔が礼を言った
彼女は何故名前を知ってるのか?と言うような表情になるが
それを口に出す前に数分前、
医師が自分の名前を呼んでいた事を思い出し
それでDOLLの保護者の彼が
知っているのかと納得する。
それと同時に自己紹介がまだだったと
礼儀がなっていない自分の行動に
少し恥ずかしくなりつつ
彼女が改めて自分自身の名前を口にする。
「あの自己紹介が遅れてすみません
雪村沙野(ゆきむら さや)です。
ここの病院で薬師をしています」
「へぇ薬師ですか……。本当にウチの馬鹿を
助けてくれてありがとうございます」
(……馬鹿だと言われたことは無視しよう。
薬師?ってなに?
聞いたことない職だ……医師とは違うの?)
薬師と言う単語が出てきてその言葉を知っている
旭兔は意味ありげに笑いまた改めて礼を言った。
そんな旭兔に対してその言葉を
知らない俺は疑問だらけだ
