「―――あの美しいお嬢さんがお前を拾ってくれて、ここに連れて来てくれたそうですよ」
「ちなみに俺はロランス嬢が第七に朝怒鳴り込んで来てからここに来たんで」
ここが、街の病院なら人間の女が働いてる事や
俺が捕まっていない事全ての辻褄があう
だが、その前に……そんな事より
「……あの女が俺を?」
人間がDOLLを助けた……?
きっとあの日道に倒れていても俺は死ねずに
朝を迎えただろう
俺の目がさめるより早くあのお嬢様は
俺を探す為に動く、きっとあのまま川で寝ていたら見つかって連れ戻されていた
もし俺が先に目覚めても行く所なんて
第七しか知らないから戻ってしまい
あの女に出くわしていた
彼女がこの町外れの病院まで
運んでくれなかったら、
俺はきっと今生きていなかった。
チラッとベットの上に飾られている時計を見る
時刻は夜の7時刻
まぎれもなく、俺は彼女のおかげで
今日という1日を生きて過ごせた
そう同じDOLLでも神様でもなく
嫌っている人間に助けられたのだ
